鉢植えにしてあるブルーベリーの花は、アセビやドウダンツツジに似た釣鐘状の花です。
野や畑にあれば小さくて目にもとまらない花でしょうが、近くで見るとかわいい形をしています。
・ 2012.5.1 天候不順
・ 2012.5.20 人工自生のフウラン
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2012.5.1 天候不順
今春は寒さが遅くまで残り、桜をはじめいろいろな植物の開花などに影響が出たようです。
植物だけでなく、昆虫や小動物にもそれなりの影響があるのでしょう。
今日もビニールハウスの水やりの際、棚の下にある地面の砂の膨らみを見ましたが、相変わらずガンマー之助はまだ寝ているようです。
ビニールハウス内の温度計は最高温度が32〜33℃を記録しているのですが、地面の中はまだ冷たいのでしょう。
それにしても去年10月7日に姿を隠してから約6カ月になるというのに、少し心配でもあります。
今年もモミジの花が咲きました。
葉の展開とともに咲くのでよく見れば気が付くのですが、小さくて地味な花です。
さらによく見ると、毎年、花が咲くとやって来てくれるのですが、大きなアブラムシが花の付け根で樹液を吸っています。
この時期を逃さずによく来るものです。
4月中旬に開花したばかりのボタンです。
ここまでは満開となる期待とともに見守ってきたのですが、ほぼ満開となった次の日が曇り空で、その後3日間ほど冷たい雨と強風が吹き、やっと晴れた日には無残な姿となってしまいました。
自然の中に身を置く植物にとっては、そんな年もあろうとうろたえることでもないのでしょう。
去年、川堤に植えた皇帝ダリアから待望の芽が出てきました。
地上40〜50cmで切った茎のほうは既に枯れていて芽を吹きませんが、毎年、根株から新芽を出します。
一昨年植えた1株は、花咲Jが根元の草を鎌で刈り払う際、新芽も刈り払ってしまいました。
特に文句も聞こえませんが、時々、植物に謝るときがあります。
最近、時々見まわっていたのですが、草に隠れていたのか気づきませんでした。
大きなものは20cmほどに伸びています。
川堤や畑の脇によく生えるカラスノエンドウで、ビニールハウスの周りにも繁殖して、どうしようもない草だと思っていました。
実はこの名前も今朝の新聞コラムで知りましたが、若芽やつる、長さ4〜5cmの小さな実がおいしく食べられるとのことでした。
所在を探すほどであれば値打ちがある気もしますが、足でかき分けて歩くほどにあると・・。
今年はすでに除草剤で退治してしまったので、試食はまた今度にします。
植物図鑑を見たら、さらに一回り小さな別種があって、そちらはスズメノエンドウということです。
よく園芸店で観葉植物として売られているホヤ(別名サクララン)の花芽です。
肉厚の葉は多肉植物のようなつる植物です。
多肉植物のように乾燥に強く、水やりが多いと根腐れを起こします。
もうじき咲きそうなホヤの花芽です。
花つきは悪くないのですが、つるが2〜3mに伸びないと花芽もつかないようです。
小さなポット植えのうちはつるの伸びも緩慢ですが、株に勢いがつくと1年で1m以上も伸びてたくさんの花芽をつけます。
この写真の花房は少ないのですが、大きな花房は半球形の手まり状となります。
去年咲いたホヤの花の跡です。
おかしな習性で、この花の跡の先端にまた新しい花が咲きます。
同じ場所に何回咲くのかは観察してありません。
つる植物だけにつる茎のいたるところから気根を出します。
中透け斑入り葉のホヤです。
葉の持ちは良く、これも観察記録はありませんが3〜5年以上は持つと思います。
つる植物らしく挿し木で容易に繁殖します。
水やりはラン同様に少ないほうが良く、大きめの鉢は過湿になりやすくお勧めできません。
9cmほどのポットで茎が3mくらいに伸びているものもあります。
冬の水やりはランと同様に、特に控えたほうが良いと思います。
上の写真と同株の枝先ですが、こちらは日の当たる場所へ伸びたもので、上の写真は棚の下へ伸びたものです。
斑入り葉は採光の加減が斑の入り方や斑の色に大きく影響します。
斑入りや変わり葉を珍重する富貴蘭・東洋ランなどの古典園芸植物は、品種ごとに最適の採光加減が違うために難しいといえます。
ランの根もほとんどの株で伸長が始まり、植え替え適期もあとわずかとなってきて、やたらと忙しい状態のこのごろです。
2012.5.20 人工自生のフウラン
5月も後半になり、フウランなども本格的に成長を開始しました。
みずみずしい緑やピンク色の根が伸びだしてくると、植物のたくましい活力を感じさせてくれます。
無加温フレーム内のホヤ(サクララン)のつぼみです。
タワシのような部分は去年花が咲いたあとで、去年の花茎をむだにせずに再使用しています。
花柄が伸び、つぼみが開く寸前の状態です。
ホヤは過湿に弱いというか、乾燥を好む植物のようです。
つるは2m以上伸びているのですが、根は直径10.5cmの鉢に収まっています。
根の量も草体に比較すると少ない感じです。
水やりは2,3日に1度くらいで、たっぷりかん水するのはこの時期だと水やり2,3回に1度くらいです。
地植えのクリスマスローズが種の入ったさやをはちきれんばかりに膨らませています。
さぞや大量の種が入っているように見えますが、米粒より小さな種が1さや10粒程度入っているだけです。
もうじきさやが割れると種が飛び散ってしまうため、採種する場合は袋掛けをします。
人工自生の状態のフウランです。
15年ほど前に、道路沿いに植わっている柿の木に着生させましたが、着けた当時とほとんど変わらない株姿で生きています。
あまり乾燥すると、柿の木に水やりするついでに水をかけてやりますが、それ以外は全くというくらいにやらず、降雨のみで元気に生きています。
こちらはその上に着けてあるフウランで、少し株が増えているような気がします。
よく観察して見られるように目の高さの位置に着けてあります。
春から秋までは柿の葉が茂って日陰になり、冬は西面の道路から寒風が吹きつけるという厳しい環境です。
同じくセッコクも着けてありますが、つぼみが開花寸前の状態です。
こちらは厳しい環境に負けたのか、着けた当時より株が小さくなってしまったようです。
こちらこそ乾燥が大好きなエアープランツと呼ばれる植物です。
当宅に来て20年近く経っていますが、1株は1株のままです。
たまに花を咲かせてくれますが、今年はつぼみを出しています。
透明感のある新根を伸ばしていますが、植物体を支えるというほどの根ではありません。
植え土は解説書に従い、入れてありません。
昨日気づいたのですが、水やり蛇口の横に植えたモミジにヒヨドリが巣をかけてありました。
さほど大きくもないモミジの、目の高さに作ったとは、度胸があるのか図々しいのか、はたまたよほど適当な場所がなかったのか。
ビニールハウスに住み着いたガンマー之助に続いて、野鳥が来てくれたことを喜ぶべきか・・。
今までも水やりの都度、木の横を通っていたのですが、巣は人間の頭と50cmくらいの距離です。
これからは木の横を通るにも少し気を使わなければいけません。
広くない敷地内に4,5本しかない植木の1本を選んだとは恐れ入りました。
横に面した窓からのぞくと、わずか20〜30cmの所に巣があり、親ヒヨドリと目が合ってもカメラで撮影しても抱卵を続けています。