9月分
トラデスカンティア・シラモンタナというメキシコ原産のツユクサ科の多年草です。
当宅では鉢からこぼれ落ちた茎葉が地面に根付き、夏から秋にかけて繁茂するため雑草扱いされています。
冬は先端の芽が綿にくるまれた蚕の繭のような形で越冬します。
花は小さくて目立ちませんが、多肉植物のような長い綿毛に包まれた葉が面白い植物です。
・ 2012.9.9 蚊との攻防
戻る
トップへ
販売品コーナーへ
購入のご案内へ
送料のご案内へ
お問い合わせへ
レポートコーナーへ
2012.9.9 蚊との攻防
真夏にやるべきではない植え替え作業をしていると、悩まされるものに蚊への対応があります。
温室や庭の栽培場などは、棚や葉陰などが陽を遮る環境になっていて、定期的な水やりによる湿度とかが蚊の生活環境に合っているのでしょう。
そういう場所でのこの時期の作業は、蚊取り線香などで防衛するしかありません。
それでも煙の間隙を縫って、まるで自爆攻撃のような執拗な蚊に悩まされます。
ずいぶん以前、園芸作業中に腕を何箇所か蚊に刺されたために掻いた跡が、度々、痛かゆい状態になりました。
土などで汚れた腕を洗っているとき、石鹸をこすり付けて洗っていると、その間、かゆみがなくなったような気がしました。
水で流すとまたかゆみが出てきたのですが、洗う前よりは軽くなっていました。
そんなことを繰り返すうちに、ハチに刺されたらアンモニアを塗ればよい、アンモニアがなければお小水でもよいなどという民間療法をヒントに、これはアルカリ性の強い石鹸が化学反応的に作用しているのかなと思いました。
蚊が血を吸うときに注入する麻痺成分などが酸性だとすれば、それを中和するということになります。
それからは家や温室で蚊に刺されると、水道のある場所へ行って濡らした指を石鹸(アルカリ性の強いものが効果的と思い、私は昔からある牛乳石鹸を使っています。)にこすり、2〜3度患部にこすりつけます。
一度塗っただけでもかなりの効果はありますが、少し時間をおいて3回も繰り返して塗れば、膨らんで発赤することもなく、かゆみもほとんど感じずに治ってしまいます。
私はかなり昔から蚊に刺されて近くに石鹸と水があれば塗っていましたが、なぜかそんなことをしているのを他人に言うのが恥ずかしいと思い、これまで数人の人にしか言いませんでした。
その際に、こんな方法を知っているかと聞くと、皆、知らないとの返事でした。
自分としてはこの発見は絶大なもので、将来、製薬会社に言おうか、それとも自分で製品を開発しようかと密かにたくらんだくらいです。
アルカリ性石鹸が肌に弱い人は除いて、副作用も全くなく、ほとんど経費ゼロというのは世紀の大発見か・・、しかしそれだけでは特許は難しいだろうななどと思っていました。
そんなこともあって他人に公言はあまりしなかったのですが、製品化はあきらめた今、(といっても石鹸は昔からあるのですが・・)ホームページにアップしようと思ったわけです。
ホームページにアップするとなれば、いつ、どなたの目にとまるか分かりません。
一応と思い、「虫刺され・石鹸」で検索すると・・・、果たしていっぱいありました。
その一瞬に半分は、あーやっぱりと思ったのですが、こんな単純なことは誰かが気づいても何の不思議もありません。
・・・という訳で特許はあきらめました。
毎度ながら、ささいなことで一獲千金をなどと考える我が心に、あまり効かない鉄槌を与えた次第であります。
園芸店の売り出しセールでいただいたサービス品のペンタスです。
熱帯アフリカ原産の多年草とありますが、プランターを覆うほどに育ってくれるのかどうか・・。
ランタナは中南米原産の常緑低木ということですが、良く見ていると花色の変化というか花の咲き方が面白い花です。
当宅では大きな鉢に植えたばかりは、盛んに成長して困ったくらいですが、数年経って根詰まりを起こしているのか、木が小さくなってきました。
上の写真の1日後に撮影しました。
同じ花の3日目の状態です。
外側にあった黄色の小花が内側にきています。
その変わりようが、なぜか騙されているような感じです。
(追記)4日目の状態です。
20年以上前にやたら交配して作ったランの一つです。
ボウランと富貴蘭「朝日殿」の交配種ですが、朝日殿を選んだ理由は今もって分かりません。
交配種の葉に縞の斑は全く現れておりません。
ボウランの花は小さくて唇弁が黒いような色で、とても地味な花ですが、交配種の花はどちらかと言えばフウランに似ています。
うつむき加減に咲く花は、実生ゆえに個体により微妙な変化があり、唇弁の赤紫斑がベタ(全面)に出るものもあればないものもあり、花弁に赤味をさすものや唇弁が黄色味を帯びるものもあります。
バンダ×フウラン交配種を入手し、花咲Jがさらにもう一度フウランと交配した2代雑種と思われます。(20年以上前で記憶がありません。)
写真の花はスプレー状の散斑が多い花です。
この交配では苗のフラスコ出しの失敗があったのか、どこにも出していないのですが10株程度があるのみです。
こちらも名前のあるミニカトレア同士を交配したものですが、ラベルを付けなかったため親の名前が分かりません。
9月に入ったとはいえ、この炎天下に咲く花は少ないのですが、探せば気づかなかったところに咲いている花があったりもします。