2013年9月分
ヘゴ着けのフウラン×アスコセントラム交配種です。
花色は薄い黄色から日が経つにつれて濃色となり、橙色に近い色へと変わります。
夏から秋にかけて咲きます。
残念ながら香りはありません。
・ 2013.9.24 園芸の秋
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2013.9.24 園芸の秋
記録的な今夏の猛暑もやっと終わりを迎え、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい秋となりつつあります。
フウランの根も夏に伸長を止めて休んでいたものの、その全てではありませんが、春に続く伸長を始めています。
9月16日には全国各地に大きな災害をもたらした台風18号が、隣市の愛知県豊橋市に上陸しました。
被害を受けられた被災者の方々にお見舞いを申し上げます。
当市では、去年9月21日に浜松市に上陸した台風15号に続いての来襲となりました。
上陸時の気圧は970hPaと去年の15号の950hPaに比べると弱かったものの、当市中区で瞬間風速33.2mを記録しました。
ビニールハウスの用心棒ガンマー之助のいるハウス北側に張ってある防風ネットの鉄柱(直径5cm)が折れるなどの被害を受けました。
平成元年に自らの手作りで立てたハウスですが、周囲にある建物に助けられて何とか持ちこたえています。
そうでなくても老朽化した温室は、台風等による破損だけでなく維持のための修繕が次々と出てきて、やりたいと思っている植え替え作業に専念できないのがもどかしいところです。
園芸作業も秋のシーズン入りとなり、しばらく植え替えをしていない地生ランの植え替えをしたいと考えています。
着生ランのように根が空中に出ていても支障がないのに比べて、地生ランは何年も植え替えずにおいて鉢の中で腐敗等が発生すると枯れてしまうこともよくあります。
栽培量が多くなりすぎたために、植え替えが追い付かずに地生ランは枯れるものが多くあります。
その点では植え替えできなくても元気に育ってくれる着生ランに助けられています。
台風の来襲前の写真です。
川堤下に植えている今年の皇帝ダリアは、猛暑だったせいか上にある葉が茶色に変色し、葉の繁りかたも今一つというふうに見えます。
去年は台風が過ぎ去った後に支柱を添えた反省をこめ、今年は9月初めの台風情報を聞いて早々に鉄パイプの支柱を添えました。
9月16日早朝に台風18号が通過したあとの皇帝ダリアです。
茎は無事でしたが、葉や葉柄は暴風雨にちぎり飛ばされてしまいました。
それでも生長点辺りの新葉は残っているので、開花するのを期待しています。
盛夏は過ぎましたが、少しは涼味の感じられる割りと好きな植物のアイビーです。
斑模様が様々で、何年も葉が生き生きとした緑を保つので観葉植物として好まれます。
耐陰性も強く、年中家の中に置いてもあまり徒長せず、手がかからない点も良いところです。
プラスチックの蘭鉢に挿し木をして2年目の姿です。
同じ蘭鉢にマツザカシダも入れてみました。
温室内の地面に落ちた胞子から次々と発芽し、結構成長も早くて繁りすぎるので、今までは雑草として処分していました。
最初に買った1鉢は、きれいな斑模様が気に入って購入したものですが、日本の各地に自生もしているようです。
これほどの繁殖力ならば、例えば山間地の方が趣味で購入した1鉢から風に乗って胞子が飛散し、一山マツザカシダだらけになっても不思議ではないと思うほどです。
パイナップル科のチランジアで、土を必要としないためエアープランツと呼ばれます。
この植物の生命力にも感嘆せざるを得ません。
15年以上前に興味半分で数鉢購入したものを、空のラン苗用ポットに入れてビニールハウス内の棚の端に置いたままですが、数年おきくらいに目立たない花を付け、枯れもしません。
外見は多肉植物のように見えますが、葉肉は薄く、持つと重さもなく、カラカラに乾燥しているという感じです。
大きさは親株の高さ約10cmです。
鉢から出しても根はほとんどなく、根の役割は株の固定だけということですが、その役目も果たしていません。
水分は葉から吸収しているということで、常識では考え付かない植物の多様性に驚かされます。
こちらは大型のエアープランツで、根を除いた高さは約33cmあります。
重量もそこそこの重さがあります。
根は比較的多いといっても茎葉の大きさからは少々貧弱です。
この写真は去年5月につぼみが上がってきたときに撮ったもので、花を見るためにビニールハウスから自宅のガラスフレームへ移動しました。
ハウス内ではその大きさゆえ横倒しになって転がっていたのを、ナイロン糸で吊った状態です。
その約半月後に開花した写真です。
いかにも珍奇な花ですが、この株に見合った花と言えるでしょうか。
こちらは現在の写真ですが、今年は花も咲かず、子というより親と同じ大きさの株が付いています。
今まで5〜7日に1回程度の水やりの際、ついでにサッと水をかけるだけなので、子株が出たことにも気が付きませんでした。
写真を撮る段になってやっと気づいたのですが、その観察眼と注意力のなさはさておいて、去年6月に1本だったものが1年程度で親と同じ大きさの子を出すとは驚きました。
その栄養源はどこから得たのか、液肥もやらず約1週間に1回、1.5秒?くらいのかん水で濡れる以外には空中湿度しかありません。
親にはまだ花がらが残っており、竹のように花を咲かせたあとで枯れるのかも知れません。
生きているのか死んでいるのか分からないほど生長もしない植物だと思っていたのが、いざという時の変身ぶりに感心しました。
15年以上経ってやっと4株の合計6本になったという代物です。