2014年11月分
4,5年前にヘゴ着けにしたミニカトレアの花です。
時には揺れるヘゴの上が気に入ったらしく、元気に花を開きました。
うまく着生することができたので、オークションでの嫁入り前の姿です。
オークションでご覧いただいた方々、ご入札していただいた方々にお礼申し上げます。
黄色花のミディカトレアです。
性質がとても丈夫なカトレアで花付きの良い品種です。
生育旺盛でヘゴにもすぐに活着しますが、バルブが30cmにも伸びて閉口しています。
何とかして見られる姿に仕立てられないかと思案しています。
・ 2014.11.13 植物男子ベランダーの放送終了
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2014.11.13 「植物男子ベランダー」の放送終了
今年4月からNHKBS3チャンネルで放送されていた30分番組「植物男子ベランダー」(主演田口トモロヲ)の放送が、9月24日の最終回でパイロット版を含めて合計15回の放送をもって終了となりました。
ベランダーは当コーナー2013年7月分でテレビ番組の原作の新潮文庫「ボタニカル・ライフ植物生活」をほんの少しご紹介したことがあります。
園芸好きの小説家いとうせいこう氏の園芸に関する短編随筆集で、園芸好きの人ならば著者の積み重ねた幾多の失敗の上にユーモアあふれる内容が読んでいて楽しくなることと思います。
多くの原作映像化と同様に、植物男子ベランダーも原作とはまた違う良さがありました。
園芸が主題のドラマは少ないと思いますので、原作と両方楽しめたのではないでしょうか。
花咲Jのかつての職場はほとんど男性が占める職場でしたが、意外に植物好きが多くいました。
職場以外を見ても古典園芸植物と言われるものを始め、多種ある植物の中からある種の植物を専門的に栽培する人は男性の方が多いかも知れません。
「ベランダー」は原作ボタニカルライフにおける作者の造語ですが、「植物男子」という言葉はボタニカルライフにはありませんでした。
趣味の発生する過程においては、自分の好きなことを行うということで始まるのが多いと思いますが、何事にも少し凝り性な男子の面目躍如というところでしょうか。
Jなどはその程度がだいぶ度を越しており、公には少々気が引けていますので、なるべく目立たないようにやっています。
それでも好きなものは好きとあきらめて、より度を越そうとしているのが自分ながらに感心するものです。
一人でも楽しめる趣味は、自分だけの世界にひたれてわずらわしさもなく、何よりもくつろげる時間だと思います。
以前は一人で気ままにその時間を楽しんできました。
定年退職後は施設園芸農業に就農をして専業農家となり、年月が経つうちに農家であることが周囲の方々に知られることになりました。
周囲の人には目立たないようにと思いながらも、経費償却もしなければならない温室運営のためホームページは宣伝しなければならず、悩ましいところです。
どなたも趣味は自分が好きだから行っているものですが、趣味として始めるきっかけは人により様々と思います。
あまり興味のないものでも、やってみて好きになるという人もおられると思います。
様々な要因で継続してできなくなる趣味もありますが、長く続けられる趣味こそ本当に好きなものであり、一生の友達と言える気がします。
植物男子ベランダーは、放送が始まった頃に話題にすれば良かったのですが、放送が終わってみるととても残念に思います。
インターネットで「植物男子ベランダー・再放送」と検索すると視聴者の色々な声が出ており、園芸好きな多くの方々が見られていたことも分かりました。
見逃した番組を見られるNHKオンデマンドでの配信もないようなので、しばらく後の再放送(来春あたりに期待です。)、又は続編の製作放送を期待していますが、新潮文庫「ボタニカル・ライフ植物生活」のご一読も秋の夜長にいいと思います。
ここ数年、ビニールハウス横の河川堤防下に植えている皇帝ダリアが開花しました。
10月に来襲した2個の台風で支柱ごとだいぶ傾いたため、起こして支えるパイプだらけなっています。
台風など知らないメキシコ原産の木立ダリアは、強風や霜にはひとたまりもなくダウンします。
2個の台風のうち10月6日に950hpの強さで当市に上陸した台風18号にも折れずに何とか耐え、最大の高さ4m30cmを記録しました。
木か竹のように見える太い幹も降霜一発でいさぎよく枯れ、地下の根茎から春に芽生えて11月にはこのように巨大化します。
あまりの高さゆえに下から見上げる大輪の花も小さく見えます。