2016年2月分
風蘭交配種「藤娘」です。
去年の年末から咲き始め、写真は今年2月14日(写真差し替え)のものです。
5花茎が満開となり、フレームの中で一足早い春を知らせてくれます。
・ 2016.2.13 世界らん展出展
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2016.2.13 世界らん展出展
植物を育てていると自然災害や気候変動の影響が大きいことをいつもながら痛感します。
今冬はエルニーニョ現象のためと言われますが、年明けになっても例年にない暖かさが続き、各地のスキー場にも雪がない状態でした。
あまりの暖かさに多くの人が地球温暖化に差し迫った不安を抱いたのではないでしょうか。
そう思っていたら1月25日には強い寒波が日本を覆い、各地で大雪や断水などの被害が発生しました。
当園の温室に設置したボイラーのタンクは今年も空のままですが、小さなフレーム内はビニールで二重張りしてあっても外気温と同じマイナス3℃となりました。
屋外にあったシェフレラ(カポック)・オリヅルラン等は凍害で全ての葉が茶色に変色しています。
フレーム内の洋ラン系のランは、低温に慣らすように長年にわたって冬季は乾燥気味で冬越ししているため何とか持ちこたえたようです。
洋ラン系でも日本のランと交配したものは、耐寒最低温度の検証もできませんが、乾燥具合や遮光を調節し、最高温度をなるべく低く保つ管理でかなりの低温に耐えると思います。
春咲きの洋ラン(リンコスティリス・ギガンテア)と日本のフウランの交配種(スノーダンサー)は、例年よりずっと早い1月から花芽を伸ばし始めたものがありましたが、その後の寒波の襲来で伸び始めた動きを止めています。
今年も第26回目となる世界らん展2016が2月13日〜19日の7日間、東京ドームで開催されます。
東京から少し遠い所に住む花咲Jは20年ほど前に一度行っただけですが、今年は蛮勇をふるい一年勃起して当園で育てたヘゴ着けの富貴蘭17点を出展しました。
出展しようという気持ちになったのは、多くの人にヘゴ着けランの良い点を実際に見て感じてもらいたいと思ったからです。
出展を考えてから今に至るまで、何度かやめようと思ったのですが、受付を通らなかったら帰ればいいから、とにかく持って行ってみようという決心をしました。
ヘゴに着けて10年くらい経ったものが出展できればよいのですが、原種フウラン等は花が咲いていないと出展資格がないため、富貴蘭をヘゴに着けて2〜5年経過したものを持って行き、受付してもらうことができました。
もし、世界らん展へお出かけされる方がありましたら、当園出展品もご笑覧くだされば幸いに思います。