写真は富貴蘭「金銀羅紗」実生の花です。
葉は表裏全面が羅紗地で花も羅紗地となります。
花の羅紗地は白いため分かりにくく、虫眼鏡で拡大して見る必要がありますが、触ってみるとサメ肌のようなざらざら感が伝わります。
距は1回転して丸くなり、花の向きは天を仰いで立ちます。
ガンマー之助との日記 2012年7月分
2012.7.7 ガンマー之助 生きているか
2012.7.31 驚くべき寝坊助かガンマー之助
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2012.7.7 ガンマー之助 生きているか
7月に入ったというのに未だにガンマー之助は姿を見せません。
この何の価値もないコーナーも、啓蟄が過ぎ、本格的な春の到来とともに再開できるものと思っていました。
ビニールハウス内のランに水やりする度に、棚下のガンマー之助の棲みかを覗くのですが・・。
早起きが苦手の花咲Jと似ているとはいえ、10月7日に姿を消して以来、9か月も寝ているとは考えられません。
最近は棚下の砂地にあるこんもりとした膨らみを見る度、この砂の膨らみの下でガンマー之助が息絶えているのではないかと思うことが多くなりました。
ふと、その砂の膨らみを掘り起こすことを考えてみるのですが、いざやる気にはなれません。
ガンマー之助が心拍数や呼吸を最小限度に抑えたとしても冷凍状態ではないし、冬眠前に食いだめしておいたエネルギーも使い切ったのではないでしょうか。
このまま出てこなかったら、それはそれでガンマー之助も土に還り、自然のままのことと思うしかないのかもしれません。
家の窓沿いに巣を作ったヒヨドリといい、それを狙った猫も、生きるため死ぬために自分のできることをしているのでしょう。
今までもガンマー之助とのその年の再会は、暑さが厳しくなって夕方から水やりを始める夏でした。
もうじき今年の梅雨が明け、夕方から水やりを始めて暗くなった時、ひょこっとガンマー之助が出てくるのではないかと、かすかに思います。
でも、それも何だか怖いなー。
2012.7.31 驚くべき寝坊助かガンマー之助
春が来て、初夏から梅雨を過ぎ、真夏となっても姿を見せないガンマー之助でした。
去年、餌付けに成功した時には既に老体だったのだろうか。
もう何年も前から存在を知っているだけに、去年までの寿命だったのだろうと思っていました。
去年からガンマー之助をよく観察するようになって、棚下の砂地を掘り下げた昼間の居場所も分かり、その横にあった砂の膨らみがガンマー之助の冬眠場所だと思っていました。
その砂の膨らみを度々のぞく都度、砂が崩れたような変化もなく、真夏を迎える時季になって、ガンマー之助の冬眠からの再生はなく、そのまま永遠の眠りについたのだろうとあきらめかけていました。
もうガンマー之助とは会えないと思いつつ、今日も夕方からビニールハウス内のランに水やりを始め、そろそろ蛍光灯を点けようと思った時、通路の向こうからこちらへ向かってのそのそと歩いてくるガンマー之助を見つけ、わが目を疑いました。
幻想でもなく、ガンマー之助はゴツゴツとした外観を夜目に際立たせており、近づいて頭をなでると頭を少し下げて迷惑そうであるも逃げようとしません。
何回もなでるうちに横へ移動を始めたので、それこそ迷惑であるかも知れないが水をかけてやりました。
水やりを終え、与えるエサもないので、買ってきたカツオの刺身、シラスイワシのゆでて干したものやちくわを小皿に載せて通路の中央に置いておきました。
生きている昆虫類以外は食べないと思うのですが、もし極度の空腹ならば食べるかもしれません。
去年10月7日ごろに姿を消して以来、10か月近くも寝ていたとは考えられないが、はたしてどこにいたのでしょう。
エサを置きに行った時に棚下の砂の膨らみを見たのですが、砂は崩れていませんでした。
今日見たガンマー之助はやつれているどころか一段とお腹に貫録がついたようで、一体どこにいて何を食べていたのか。
真夏の夜のミステリーです。