写真はフウラン系自家交配種です。
ガンマー之助との日記 2011年8月分
8.15 ガンマー之助との日記 その始まり
8.24 餌付けに成功か
8.29 夏の水やり
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2011.8.15 ガンマー之助との記録 その始まり
以前からビニールハウス内に時々出没して気になっていたガンマー之助の写真を撮影する。
この日も夕方近くにビニールハウス内で水やりしていると、ランの棚の下で上から落ちてくる水に当り、気持ち良さそうに見えるガンマー之助に出会う。これはチャンス到来と水やりを中断し家へデジカメを取りに行く。棚の下ではカメラが接近しにくいため手袋を着けた手で(ヒキガエルは毒を持っていると昔、聞いたことがある。)ガンマーをわしずかみにするが、手足を折りたたんだまま全く何の抵抗もしない。 ・・というところが可愛いかな。
ビニールハウスの外へ移動して写真を撮影する。
以前にも1,2回餌を与えたことがあったが、この日はイナゴとコオロギを1匹ずつ捕まえて、草の穂先に結わえ付けガンマーの鼻先に持っていく。穂先を小刻みに揺らすのだが、なぜか食べない。相当の時間やっても食べず、そのうちのそりのそりと移動を始める。地面に置いた鉢植えの隙間に入って行くのでマツバランの陰から餌を差し出すと、一瞬のうちに口の中に入れてしまった。口を閉じたまま前足で草の穂先を抑えて餌を食いちぎる。うん、迫力あるな〜。口を閉じた時のカシャッというシャッター音のような音だけが耳に残る。続けてもう1匹差し出すと、これも一瞬で食べてしまった。
手作りのビニールハウスは築造後23年経ち、構造材のパイプは地際が全て腐食により切断したため鋼材で補強してある。外周の裾に張ってあるトタンも全周にわたり地際で腐食して2〜3cmの穴が開いているという状態である。所々に大きな穴が見られるが、かといってガンマー之助がくぐり抜けできるほどの大きさではない。人家に面した側の入り口が開け放しになっていた時にガンマー之助が侵入したとは考えにくく、小さな穴をくぐり抜けられる幼生時に入り込んだのではないかと思う。
その後、温室内の昆虫などを食べて成長し、今となってはハウス内から出ることはできなくなってしまったのではないだろうか。大自然の中で生きられないのはかわいそうな気もするが、まあ井の中の蛙よりはましなのかも知れない。
以前はハウス内にナメクジがいて困ったものであるが、そういえばこの数年めっきり少なくなった。ミミズも主食の一つとのことだから納得である。
フラッシュ撮影。わき腹の模様といぼいぼが用心棒のすごみかな。
でも目は少し眠たそう。
この面構えは・・カッパ(河童)か。何とはなしの愛嬌もある。
ビニールハウスの外で撮影するも全く逃げる様子もなし。
普段はこんな感じで獲物が近寄るのを待ったり、用心棒の見張りをしたり・・とまあ、ヒマ。
マツバランの下のこの位置で花咲Jの差し出したコオロギ等を食す。
2011.8.24 餌付けに成功か
昼間にハウス内でいろいろな作業をしても、一度もガンマー之助を見かけたことがない。夜行性なんだろうか。この日も夕方から水をやり始めて約1時間近くが過ぎたころ、今日は姿を見せないのかと思って探すと、通路に座っているガンマー之助を発見する。ハウス内の餌が少なくなったのではと思い、ハウスの隣にある空き地で小さなバッタを捕まえる。バッタは飛ぶときに翅(はね)をキチキチと鳴らすため、当地方ではキチキチバッタと呼んでいる。これを1匹とイナゴ1匹を与えると、今回は割合すんなりと食べる。早くも餌付けに成功したかと思う。ランをたくさん作って、おまけにカエルまで飼うようになるとはどうしよう。
オイラはメタボかな〜。
わき腹の入れ墨を見れば用心棒ってことが分かるだろ。
「おひかえなすって・・」というより「あらためまして・・」
行儀良く座るとかわゆい。
フラッシュが明る過ぎたかウィンクしている。
深さ23.5cmのプラ箱内から出ようと立ち上がる。
草の穂先に結わえた昆虫を鼻先に差し出すが、出たいとなればそれどころではない。
2011.8.29 夏の水やり
真夏というのに5日ぶりの水やりである。今夏はだいたい4日に一度のペースで水をやっているが、ランはあまり水を吸わず、水苔の内部は湿り気の感じるものもある。というのも何十年来、乾燥しにくい植え方を試行錯誤し、サラリーマン在職中を乗り越えてきたからである。仕事の関係で1日置きにしか水やり出来ない時が多かったし、水やり時間の削減は必要に迫られたものであった。ランにしてみれば、どちらかと言えば乾燥を好むため、良い管理方法と言えなかったかもしれない。
夏でこの程度であり、冬はさらに温室内にビニールの内張りをするため湿度が保たれ、水やりは1ヶ月に2〜3回、水苔の表面を湿らす程度のかん水である。3月から6日に1回程度に増やし、4月からは4〜5日に1回程度としている。 夏はフウランも暑さで休眠するようですが、ハウス内の目の高さにある最高最低温度計はMX42℃を連日表示している。水苔も4日目くらいになるとかなり乾いているが、プラ鉢の中心部はまだ湿気を感じさせるものがある。
夏の水やりは早くても16時以降、在職中の忙しい時は夜21時以降から水やりしたこともあったものである。
暗くなってから水やりしていると、たまに通路にガンマー之助が座っていることがあります。
私は早く水やりを終わらせたくて、構っている暇はありませんが、ホースを持って近づくとのそのそと動いて移動する。動作は全くスローモーで水やりで移動する私のほうが断然速い。
実際、棚の上の方を見て、水やりしている時に足のつま先が何か柔らかい物と接触したことも1〜2度ある。驚いて見るとガンマー之助であった。
本日も水をやっていて終わりごろにガンマー之助を発見。夜になって若干涼しくなり、水を掛けてやると冷たいのかのそのそと逃げる。
餌やりでキチキチバッタ1匹を食べる。カシャッと一口で・・・その後口の動きものどの動きも全くなし、口の中はどうなっているんだろう。
キチキチバッタの2匹目はどうやっても食べず、美味しくはなかったのか、地面に置いても踏みつけて乗り越えていく。しばらくやっていて暗くなり、餌がよく見えなくなる。ガンマー之助も見えにくくなっているのだろうか。
ガンマー之助に触ってみたくなり、素手で頭を「いい子いい子」してみる。感触はごつごつと硬い。その間、ガンマー之助はじっとしているところがまたペットなみである。
近寄っても全く逃げず、餌をやっていると時にこちらへ向かって来る。と、そのうちに横を通り過ぎる。
ガンマー之助おやすみ