奇妙奇天烈な形をしたシデコブシの種です。
このコーナーはヒキガエルが見るのも怖いという方には、やはり怖いコーナーですので、ご覧にならないのが良いと思います。
シデコブシの種も不気味ですが、こんなものは比ではありません。
ガンマー之助との日記 2015年8月分
2015.8.3 ガンマーワールド?花咲ワールド?
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2015.8.3 ガンマーワールド?花咲ワールド?
今回は7月31日、日中は35℃を超える炎天下が過ぎ、夜のとばりが降りるころの話です。
ビニールハウスの横を流れる河川堤防上の遊歩道は、昼夜を問わず散歩やジョギングをする人でそこそこに通行人があります。
31日は花咲Jが別の場所で園芸作業を終え、陽が沈む直前からハウスに移動して水やりを始めました。
日中暑くても、夕方涼しい風が吹いていれば遊歩道の通行人もあるのですが、その日は風も弱く、ムッとした暑さが後を引いているような夕暮れでした。
ハウス内は終日、換気扇と扇風機が作動していても、最高最低温度計は42℃を指針が示しています。
この暑さではランも水を欲しがっているだろうとの人間の勝手な思いやりで、1日早くても4日ぶりの水やりです。
いつも指標にしている富貴蘭の水苔植え鉢内に指を入れると、湿り気はなくカラカラの状態です。
人間の勝手な思いやりというのは、自然の中にあるフウランを想うと、真夏はたまの降雨があっても1週間程度の雨が降らない日は珍しくなく、それでもフウランは平気で生きていることからです。
おそらく夏は、葉面にある気孔も最大限に閉じて葉からの水分の蒸散を抑え、生長活動も休ませ、じっと暑さが過ぎるのを待っているようにも思えます。
と言って、夏にカラカラになるまで水をやらないのもJの勝手な思いやりです。
ハウス内ではフウランもガンマー之助も連日の炎暑に耐えていることと思います。
たまの水やりはガンマー之助にとって、待ち望んでいた夕方のスコールでしょう。
26日の水やり中にも姿を見せたため、水やりが終わってから用意していたエサの昆虫をやろうとして、終了後にガンマー之助を探したのですが見つかりませんでした。
31日は水やり終了後に通路を見ると、そこに座っているのが見えました。
良い具合にその位置はハウスの側壁沿いの通路で、棚を挟んだ通路からみるとガンマー之助に退路はなく、周りに鉢も置いてない絶好の位置です。
周りに鉢が置いてあるとエサやり中などにガンマー之助が動いて、鉢や植物が邪魔になり、そこで終了となってしまうことがあります。
早速、用意していたエサを草茎の先にゆわえて顔の前で揺らすと、瞬間的にパクッとシャッター音のような口を閉じる音がして、口や喉を動かすこともなく一呑みにして静止しています。
エサは成虫になる前のイナゴとショウリョウバッタの雄で、合計7匹を次々と食べました。
その後、今年初めての写真を16枚撮影したのですが、フラッシュが光っても動じることなく、10cmあるかないかの至近距離で撮影してもまばたきもしません。
写真が撮れたことに満足して帰り支度をしていた時、ガンマー之助が通路をこちらの方に歩いて来ました。
そうだ、頭を撫でてなかったと思い近づいてしゃがみ込むと、ガンマー之助が小さな低音でクッククク、クッククク・・・と鳴き、頭を撫でている時も鳴いています。
何か訴えているのか、Jが戸惑っていると、さらにガンマー之助がこちらへ歩き出しました。
そこは通路の端の曲がり角にJがしゃがんでいるのですが、横には空き鉢が積んでありガンマー之助が通る隙間は、Jの足と空き鉢の間にやっと通れるくらいの隙間しかありません。
ガンマー之助の足が、サンダル履きの素足に触れたような気がしたのですが、色々訳の分からないことを考えていて動けない状態でした。
ひょっとしてガンマー之助がJの後ろへ回り、Jの背中へ飛び乗ってきたらどうしよう。
子供の頃に見た漫画「地雷也」は、忍者地雷也が歌舞伎の衣装姿で人間よりも大きいガマの背に乗って、忍術の両指を握っている絵です。
問題はこれと反対の姿で、Jの背に乗るガンマー之助が絵になるだろうか・・なんてことも、後で思ったことかな。
戸惑っていたことは確かですが、ガンマー之助は知らぬふりでずんずんと歩いて小さな作業台の下の方へ入って行きました。
あの鳴き声は何だったのだろう。
帰りの夜道を歩きながらも考えていました。
ついにヒキガエルと人間とのコミュニケーションがとれたのか。
それとも夏の夜の幻想か、はたまた忍術だったのか。
正解は見つからず、不気味な気もしますが、真夏のちょっと怖いお話です。
今年のガンマー之助です。
こう暑いと昼間は寝ているのが一番というところかな。
暗闇に紛れて怪しい者が入ってきたらかみついてやるぜ・・という雰囲気です。
相も変らぬ姿だけど、この入れ墨が見えるか・・というすごみだね。
口は首まで開くんだけど、閉じていればおちょぼ口のようで可愛いだろ〜。
それと目もね。
写真撮りが上達しないね。
懐中電灯を当てていてもピントはハウスの側壁に合っています。
鉄兜の頭は塹壕から覗いても弾を避けられるように平らです。
まあ今は平和のようだけどね。
昔、水の中にいた名残で目が上に付いているのは機能美とゆうもんかな。
腹が白い訳は分かんないね。
この1枚だけピントが合っちゃったよね。
これだとかえって怖いかな。
以上、ガンマー之助が言ったのか、花咲Jがつぶやいたのか、頭の中は混乱したままです。