閑話

(雑談です)


 

「ヘゴ材・ヘゴ着けランの保水力」

 2013年8月9日、ヘゴ材の保水力がどのくらいあるのかを試してみました。
 使用したヘゴは今年購入したもので、「中」サイズ(切り口が台形状で上辺(裏面側)33mm、下辺(表面側)72mm、高さ(奥行)61mm、長さ210mm、容量673ml)の大きさです。
 ヘゴ着けラン用に加工してあり、針金フック付きです。
 場所はガラス温室内で、天候・晴、15時の気温は37℃(目の高さ)です。
 秤は台所用のものです。
 乾燥状態の重量は190gです。
 これに約10秒間シャワーノズルにて水をかけ、1分後に計量すると216gあり、約26mlの水分を含みました。
 その後、温室内の目の高さに掛けておき、約30分おきに計量しました。
 以下は時間経過による計量結果です。

時刻重さ(g)含水量(ml)含水率(%)気温(℃)
15:00190−−37
15:012162613.737
15:302102010.536
16:002091910.035
16:30206168.434
17:00205157.933
17:40203136.832
18:00202126.332
翌日昼頃19000・







ヘゴ材の上部約3分の1が乾いた色になる。
ヘゴ材の上部約3分の2が乾いた色になる。

 この試みは新しいヘゴに何も着けていない状態で行いましたが、実際にランが活着して、ある程度定期的にかん水されている状況ではまた違う結果になると思います。
 ヘゴは天然素材ですので、シダ植物の気根の密度等、個々に違う結果が現れると思います。
 ヘゴの容量(重量)に対する含水量はかん水直後で13.7%でしたが、10秒間のかん水でも容易に水の浸透と保水性がみられました。
 また、ヘゴ材の保水力は夏季の高温下で、24時間は保てないという結果です。      

 
ヘゴ材










16:30 ヘゴ材の上部約3分の1が乾いた色になった写真です。
下方の黒っぽい部分が水を含んでいるという色です。



ヘゴ材













17:00 ヘゴ材の上部約3分の2が乾いた色になった写真です。




 

「ヘゴ着けランの保水力」

 2013年8月24日、フウランを着生させたヘゴ着けランの保水力について試してみました。
 ヘゴ着けフウランは着生後、3年目のもので、写真撮影のために葉を水洗後、4日間水やりしてありません。
 フウランは14本立ちのものです。
 ヘゴ材の大きさは、切り口が台形状で上辺(裏面側)約3.5cm、下辺(表面側)約6.5cm、高さ(奥行)約7cm、長さ約18cmです。

ヘゴ着けフウラン













枯れた根、汚れ等を除去した状態のヘゴ着けフウランです。



ヘゴ着けフウラン













ヘゴがよく見える角度から撮影した写真です。
ヘゴ材表面は乾燥して白っぽくなっています。


 場所はガラス温室内で、天候・曇り、14時36分(半端な時刻になってしまいました。)の気温は32℃(目の高さ)です。
 秤は台所用のものです。
 試験する前の重量は301gです。(5日前にヘゴ材を濡らしましたが、その後、連日の猛暑が続き、かなり乾燥していると思いました。)
 これに約10秒間シャワーノズルにて水をかけ、2分後に計量すると354gあり、約53mlの水分(含水率17.6%)を含みました。
 通常の水やりで一つのヘゴ着けランに対して10秒間も水をかけることはありませんが、一応ヘゴが十分に水を含んだ状態です。
 また、10秒間でランがどの程度水分を植物体内に取り込むのか分かりませんが、ごく少量は根が吸水していると思います。
 この段階ではランが濡れているため、根の吸水量よりも葉等に付着している滴のほうが相当多い状態です。

ヘゴ着けフウラン













10秒間かん水して十分に濡れた状態です。
ヘゴを持って軽く振り、水滴を落としましたが、かなりの量の水滴が付いています。                


 その後、温室内の目の高さに掛けておき、30分おきに計量しました。(含水率は一応8月24日の水やり前の重量を基準としました。)
 以下は時間経過による計量結果です。

月日時刻重さ(g)含水量(ml)含水率(%)気温(℃)天候
8・2414:36301−(?)−32曇り
8・2414:383545317.632〃
8・2415:083403913.031.5〃
8・2415:383363511.631〃
8・2416:08330299.630.5〃
8・2416:38326279.030.5〃
8・2417:08325248.030〃
8・2417:38323227.329〃
8・2418:08320196.328.5〃
8・2515:20312113.727曇り時々雨
8・2614:1530541.327雨のち曇り
8・2712:0030320.731.5曇り時々晴
8・2812:10294−7−2.334晴
8・2914:30293−8−2.733.5晴
8・3016:00292−9−3.033.5晴








下記・写真参照





下記・写真参照
下記・写真参照


下記・写真参照

下記・写真参照

 天候、気温の影響は大きいと思いますが、7日間で292gまで減少しました。(水やり直後の重量から62gの減少です。)
 ヘゴ材単体ではほぼ24時間で全ての水分が抜けてしまったことから、ヘゴ着けランではヘゴ材の奥部に水分が残留していたというより、フウランの植物体内にある水分が抜けたとも考えられます。
 この時点でフウランの葉等に異変は全く見られず、その後においても試験前と変化は見られません。

  ヘゴ着けフウラン













8月24日16時38分の状況です。
ヘゴ材は上端の一部が白く見えますが、全体的に黒っぽい色をしています。


ヘゴ着けフウラン













翌日、8月25日15時頃の状況です。
雨模様の天候で、そのせいかヘゴ材も少し黒っぽく見えます。


ヘゴ着けフウラン













8月26日14時頃の状況です。
雨模様の天候ですが、ヘゴが灰色気味になり乾いてきたように見えます。


ヘゴ着けフウラン













8月28日12時頃の状況です。
ヘゴ全体が白っぽくなってきました。
試験開始から5日目ですが、かん水はこのくらいまで待ってから掛けるのがよいと思います。
当園では真夏を含めて、ほぼ定期的に中4日間をおいてかん水を行っています。

ヘゴ着けフウラン













8月30日16時頃の状況です。
水やりから1週間経過し、かなり乾燥している様子です。
フウランの葉や根には何の変化もありません。

     
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