「ヘゴ着けラン ミニ写真集」
本ページにはいろいろなヘゴ着けランの写真を掲載してありますが、その多くは当園がこの1,2年の間に販売させてもらったものの写真です。
ご購入いただいた方々に厚くお礼申し上げます。
ヘゴ着けランは一朝一夕に作り上げられませんが、見られるものが出来上がり次第、ヤフオク(ヤフーオークション)又はホームページにアップしていきたいと思っておりますので、その節はご覧いただければ幸いです。
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世界らん展2016(2月13日〜19日開催)に、当園から出展したヘゴ着け富貴蘭の写真を追加いたしました。
世界らん展2016 富貴蘭ヘゴ着け写真
(左文字か下写真をクリックしてください。)
花開く 世界らん展2016出展品の花
が開花しました。(左文字か下写真をクリックしてください。) 2016.7.7追加
写真を追加いたしました。(34〜71 2015.9.11)
bノ枝番の付いている写真は同一株の写真です。
34-1・34-2(左右は同一株です。)
ヘゴ着け後、10年以上経過したフウランの根です。
34〜36は、10年以上経過した株の中で根張りの良いもの3株の写真です。
35-1・35-2(左右は同一株です。)
ヘゴ着け後、10年以上経過したフウラン別株の根です。
36-1・36-2(左右は同一株です。)
ヘゴ着け後、10年以上経過した更にフウラン別株の根です。
このように繁茂するとヘゴ材からの取り外しは時間がかかりますが、3月頃に行えば可能です。
このままの状態で更に10年経過しても問題はないと思います。
適正な置き場所とかん水であれば、10年20年経過してもヘゴ材はほとんど腐朽しません。
37
フウラン×アスコセントラム交配種で黄色花(咲き始めは薄黄色から橙色に近い濃色まで変化します。)のものです。
38・39
吊り下げタイプのヘゴ着けフウランです。
左右は別株です。
40・41
左は赤花フウラン、右は中心吊り下げタイプのフウランです。
42-1・42-2
左右同一株の吊り下げタイプフウランです。
43
吊り下げタイプの富貴蘭で、「玉金剛」×「淀の松」の当園交配種「青玉竜」(せいぎょくりゅう)です。
葉重ね襟合わせよく、紺性の強い肉厚幅広の豆葉です。
44
富貴蘭「長生殿」のヘゴ着けです。
紺性強く肉厚の立葉で、萌黄覆輪が入り紺縞も若干入ることがあります。
45・46
左右別株ですが、中心吊り下げタイプのフウランです。
47-1
大波青海の実生と言われている富貴蘭「東海」です。
紺性強く幅広で葉肉の厚い雄大な葉が鉢を巻くように湾曲します。
花は大輪の天咲きで受け咲き状になります。
ヘゴ柱の上面に東海を付けてあり、自立するタイプです。
47-2
別角度からの撮影です。
47-3
別角度からの撮影です。
48・49
左右別株(以下同じ)の中心吊り下げタイプのフウランです。
50
43と別品の吊り下げタイプ、富貴蘭「玉金剛」×「淀の松」の当園交配種「青玉竜」(せいぎょくりゅう)です。
葉重ね襟合わせよく、紺性の強い肉厚幅広の豆葉です。
51
立柱タイプのピンク色花系のフウランです。 立柱鉢入れタイプだったものを鉢から取り外し、木板に鉄芯を立てて差し込み、倒れないようにしてあります。
52・53
中心吊り下げタイプのフウランです。
54-1
立柱タイプのフウランです。
自立しますがかん水時に倒れないように、鉄芯を立てた木板に差し込んであります。
下方のピンク色花はフウラン×ドリティスの当園交配種です。
54-2
斜め上方から撮影した写真です。
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55・56
中心吊り下げタイプのフウランです。
57
51と同様、立柱鉢入れタイプだったものを鉢から取り外し、木板に鉄芯を立てて差し込み、倒れないようにしてあります。
58・59
中心吊り下げタイプのフウランです。
60-1
中心吊り下げタイプの富貴蘭「東海」です。
紺性強く幅広で葉肉の厚い雄大な葉が鉢を巻くように湾曲します。
花は大輪の天咲きで受け咲き状になります。
60-2
富貴蘭もヘゴ着けにすると植え替えの手間がかからず、ランも元気に育ちます。
61
中心吊り下げタイプの富貴蘭「獅子甲龍」です。
葉は狂い葉で、全ての葉ではありませんが葉に甲龍をのせます。
この品種は細葉の割には他の品種以上に太い根を出します。
花はめったに咲かないと言われていますが、この株はヘゴ着けにしてから2回目の開花です。
花は葉の形や根の豪快さに比較して繊細な奇花となります。
62
立柱鉢入れタイプのヘゴ着けで、「玉金剛」×「淀の松」の当園交配種「青玉竜」(せいぎょくりゅう)です。
葉重ね襟合わせよく、紺性の強い肉厚幅広の豆葉です。
63
フウラン×アスコセントラム交配種のヘゴ着け(吊り下げタイプ)です。
37写真(黄色花)と同じ交配ですが、花色とともに咲く時期も異なり、こちらは5〜6月咲きです。
64・65
中心吊り下げタイプのフウランです。
66
同じく中心吊り下げタイプのフウランです。
67
63写真と同じ系統のフウラン×アスコセントラム交配種のヘゴ着け(吊り下げタイプ)です。
花付きは特に良く、交配種1本立ちに花茎7本が付いています。
横に着けてあるのはフウランです。
68
吊り下げタイプのデンドロビウム・ジェンキンシーです。
毎年よく咲いてくれます。
フラッシュなしの撮影です。
69
中心吊り下げタイプのスノーダンサーです。
富貴蘭×リンコスティリス・ギガンテア・レッドの当園交配種で、強香種です。
フウラン×リンコスティリスの交配ではルースネアリーが有名ですが、ルースネアリーが8〜9月咲きに対してスノーダンサーは4〜5月咲きとなります。
ごくまれにスノーダンサーも9月に咲くことがありますが、秋は強い香りではありません。
70
立柱鉢入れタイプのフウラン及びセッコク交配種の寄せ植えです。
両方の花時期に楽しめる目的で着けてみました。
71
立柱鉢入れタイプの富貴蘭「阿波針紅」です。
青軸鎧通しと同様の針葉に濃色ではありませんが赤花が咲く品種です。
軸色は若干染めます。
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bR0
常連で登場のミニカトレアのヘゴ着けです。
今春に咲いて二度目の花です。
ミニカトレアを着けてからずっと後に着けたエピデンドルム属のポリプルボンですが、形はミニミニながら成長が早くて、すぐにヘゴには納まりきれない状態になってしまいます。
(ヘゴの長さ約24cm)
bR1
このようにヘゴからはみ出すと切り取ります。
去年も数本切り取ったのですが、また2,3本切る必要があります。
複茎種でも本種のようにバルブとバルブの間が長く、おまけに1年間に5,6バルブ以上伸びるようなランは相当大きなヘゴ材が必要になります。
bR2
同じようにミニのレプトテス・ユニカラーですが、こちらは複茎種でもバルブ間が詰まっています。
最初にヘゴに着けたのは数本のバルブだったと思いますが、10年以上経つ間に大きな株となりました。
(ヘゴの長さ約18cm)
bR3
上の写真の裏側の様子です。
いつしかヘゴ板を一周しています。
このヘゴ板は薄くて柔らかい形質だったために堅い質のヘゴ板に比較すると耐久性が劣ります。
それでも水を与えすぎなければ、ランの根に補強されて後10年程度は持つと思います。
bR4
こちらもポリプルボンが繁茂していますが、元は下方に着いているマキシラリア属ポルフィロステレが着いていたヘゴ着けです。
ポルフィロステレがヘゴからはみ出して貧弱になってきたためポリプルボンを着けましたが、数年でポリプルボンに占領されました。
(ヘゴの長さ約18cm)
bR5
ポルフィロステレの新根はヘゴに着くことができず、新バルブから出た芽は、すべて空中にあります。
これも切り取る時期を失してしまっています。
bR6
デンドロビウム・ジェンキンシーの当園最大株で、葉傷が多いため残留していますが、在庫はあと2鉢程度です。
ヘゴ着けにするとランの葉持ちも良くなるような気がします。
(ヘゴの長さ約19cm)
bR7
この品種は成長が早いので、このヘゴ着けは6年経過くらいですが、これもヘゴの裏面にまで回っています。
bR8
当園で10年以上経過したヘゴ着けランのうち、ただ1点の富貴蘭ヘゴ着けです。
品種は「東海」で大波青海の実生と言われています。
本種は大波青海のように整然とした巻き葉にならず、姿は若干乱れますがねじれて巻き下がる葉が交じります。
(ヘゴの大きさ、三角柱形状・約10×11×12cm、長さ約10cm)
bR9
カールした葉が株元を包み込むように抱え込みます。
bS0
富貴蘭の葉姿や斑模様、花の変異などに興味が尽きることはありません。
この株は小さく見えても1株21本立ち、子芽13本の株立です。
bS1
フウランのヘゴ着けです。
この株もヘゴ着けして10年以上経過したもののうち最大の1株です。
花だより10月分にアップしたものですが、季節外れの花を咲かせました。
bS2
上の写真と同じ株です。
このぐらいの根張りの大きさになると、自らの根や茎で作られた迷路のような隙間に水をある程度蓄えることも可能と思われ、水切れにも相当耐えられるのではないかと思われます。
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bP
「フウラン×アスコセントラム」交配種(吊り下げタイプ)です。
小さな株をそれに見合うヘゴに着けたのですが、株が大きくなったためにヘゴが小さく見えます。
フウラン×アスコセントラム交配種については、他の方が交配した苗を購入したものと、それを使って当園でフウランと交配したものが混じってしまい、ご購入者様にご迷惑をお掛けしたことがありました。
その節は申し訳ありませんでした。
bQ
上と同じ株ですが花付きはとても良いランです。
bR
上と同じ株の1年後のつぼみです。
株やつぼみに1年前と大きな変化はありません。
bS
ヘゴは小さいながらも、しっかりと定着している様子です。
ヘゴが小さいからといってこの株だけ水やりを多くすることはしていませんが、問題なく生育しています。
乾燥しやすいことから水苔植えに比較して株がスリムになりますが、引き締まった強さを感じます。
bT
ヘゴが小さすぎるため、花後に一回り大きなヘゴ材を背面に当てました。
マイナスドライバーを使って根を剥がしてランを取り外すこともできますが、このやり方は最も簡便な方法です。
活着したランをヘゴ材から取り外す作業方法は
「ヘゴ着けラン修整作業」
のページをご覧ください。
取り外す作業により根が若干損傷(切断は避けたいのですが、折れが生じても大きな支障はありません。)することもありますが、2,3月の休眠期に行えば1年で十分回復します。
bU
既に1本の新根が背面のヘゴに張り付いています。
1,2年経つと新根が背面のヘゴにも活着して2枚のヘゴが根によって固定されます。
ヘゴ材を抱合せたのは6月頃となり適期を逃しましたが、こういう方法ならランに負担もかからずいつでも行うことが可能です。
bU−1
2014年4月に満開となりました。
まだ株が小さいために根の量が少なく、後付けのヘゴとの段差を根が覆い隠すほどには至りません。
段差が目立つため、来年はヘゴから外して大きなヘゴ材に着け替えようと考えています。
bV
デンドロビウム・ジェンキンシー(吊り下げタイプ)です。
ヘゴの表面に苔が生えていますが、繁殖しすぎた時はヘゴ材の水分を吸収することと、長期的にヘゴ材の耐久力をそぐことも考えられるため、ランの根の近くを除いてワイヤーブラシ等で除去する場合もあります。
bW
上の株の満開時です。
bX
2012年5月のスノーダンサー(吊り下げタイプ)満開時の写真です。
ヘゴ着けランを置いてある当園温室はほぼ無加温ですが、水苔植えの株は4月頃から咲き出し、置き場所によっては3月末から開花を始めるものもあります。
bP0
1月に咲き出したミニカトレア(中心吊り下げタイプ)です。
生長が早くて年2回は咲きますが、その分、根の量も多くなります。
ヘゴを根が覆い尽くしてしまいますが、元気な証拠で生育には全く支障ありません。
ごく薄い肥料は有効ですが、与えなくても十分に生育します。
過肥(濃い液肥・崩れやすく大きい緩効性肥料等)は根を傷めます。
緩効性肥料のうちマグアンプK(大粒を1株10〜20粒)は肥料あたりがありません。
一度施肥すれば3〜5年は有効と思います。
bP1
上の株が咲きそろったところの写真です。
bP2
bV,8とは別の株のデンドロビウム・ジェンキンシー(吊り下げタイプ)です。
バルブの繁殖も良く、花付きも良い株です。
ヘゴに着けてから約10年経つ株です。
bP3
上の写真のバルブがヘゴ材の裏側を回って一周しています。
写真右手前が裏面となります。
bP4
富貴蘭交配種「藤娘」のヘゴ着け(鉢植えタイプ)です。
プラスチック風蘭鉢内にヘゴ材を固定してあります。
つぼみが多数あり2分咲きくらいの写真です。
bP5
マキシラリア・ポルフィロステレ(吊り下げタイプ)の花です。
ミニカトレアと同じ複茎種ですが、年2回は咲かず春咲きです。
複茎種は新しく出すバルブで生長していきますが、フウランのような単茎種は次々に新しい葉を出す形で茎が生長していきます。
鉢植えも同様ですが、複茎種のほうが株の移動が大きく、植え替え頻度は単茎種のほうが少なくすることが可能と言えます。
この株はヘゴに着けて約10年経ちますが、ヘゴの上端まで移動してしまいました。
この株は新芽に近い所の根が空中に多く出ているため、ヘゴから取り外す作業はごく容易です。
取り外す際に葉のあるバルブを1,2個ヘゴに着けたまま残せば、バック吹きさせることも可能です。
bP6
セッコク(中心吊り下げタイプ)のヘゴ着けです。
根はカゴトレーの上へ置いてあったため少し丸まっています。
セッコクの根は細いのですが、本数は多く出てヘゴにもよく活着します。
bP7
デンドロビウム・ジェンキンシー(吊り下げタイプ)ですが、ヘゴに着けて2年目の株です。
2年ほど経つと新根がヘゴに張り付きますので、紐等は取り外すことができます。
3年5年と年月が経つほどにしっかりと活着し、株も丈夫になって観賞価値が上がります。
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bP8
スノーダンサー(中心吊り下げタイプ)のつぼみです。
花茎は太く、花数も多く付けます。
bP9
これもスノーダンサー(吊り下げタイプ)ですが、10年という年月が経つと小さなヘゴ材に着いたものでも条数が増え、窮屈そうな感じです。
bQ0
2013年5月、スノーダンサー(吊り下げタイプ)の開花した写真です。
フウランは夕方から香りを出しますが、本種は昼間から強い芳香を出します。
bQ1
スノーダンサー(中心吊り下げタイプ)別株の写真です。
今となっては小さなヘゴに根を食い込ませています。
ほとんどの株が1条の茎から2花茎を出して多数の花を咲かせます。
bQ2
スノーダンサー(中心吊り下げタイプ)別株の写真です。
フウランに比較すると花持ちは良いのですが、4月に咲いた花はより長い日数咲いてくれます。
bQ3
スノーダンサー(中心吊り下げタイプ)別株の写真です。
bQ4
フウラン(吊り下げタイプ)開花前の写真です。
株としては小さいのですが、ヘゴに着けてから10年以上経っている株です。
bQ5
上の株を別角度から写した写真です。
被着生物から養分を摂取しないという根は、空中にあるだけでも水分等を吸収して蓄え、本体を支える役目を果たしているのでしょう。
bQ6
ミディカトレア(中心吊り下げタイプ)です。
着生から7,8年経っています。
bQ7
ヘゴに着けて2年目のフウラン(吊り下げタイプ)です。
ヘゴに着けた年は活着するかどうか心配なところもありますが、新根がヘゴの中に入っていくのを見ると安心します。
着ける株の大きさや状態にもよりますが、着けたばかりの1,2年目は仮住まいの感じが否めません。
bQ8
ヘゴに着けて約4年目のフウラン(吊り下げタイプ)です。
小さなセッコクも着いていますが、このころになると定住したという感じが出てきます。
根の量も増えて株もしっかりと着生し、葉や茎の方向が自然に最善の位置に落ち着きます。
bQ9
ヘゴに着けて約5年目のフウラン(吊り下げタイプ)です。
自然に生えたノキシノブと共同生活しています。
ノキシノブの根は細くて量が多いのですが、この程度ではどちらかが負けたり支障が出ることもありません。
お互いに水分を吸収するのですが、乾燥にはフウランの方が強く、ノキシノブは乾燥すると葉が縮れてきます。
5日に1回の水やりでは縮れることはほとんどありません。
もしノキシノブが優勢で、フウランの日照を遮るくらいになれば葉を刈ってやることで自然と小さくなります。
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